TopDown Engine 入門 Part 6 ~テレポーター編~

異なるセクション間を移動できるようにするには

レベルの中に扉や階段を配置して、別のセクションへ移動できるようにしたいという場合も多いでしょう。今回は、TopDown Engine にある【テレポーター】という機能を使い、セクション間の移動を実装していきます。

というわけで、移動先となるセクション 2 を用意しました。セクション 1 とはドアを介して移動できるようにします。また、カメラがセクション 2 も撮影できるように、LevelManager にアタッチされている Box Collider の「Size」を広げておきます。

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テレポーターを設置

まず、セクション 1 → 2 へ移動するためのテレポーターを設置します。以下の手順に従ってください。

  • 空の GameObject を作成し、「TeleporterToSection2」とリネームする。
  • テレポーターを設置したい場所(この場合はドアの前)に移動させる。
  • Box Collider 2D と Teleporter*1 をアタッチする。*2

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  • Box Collider 2D の「Is Trigger」にチェックを入れる。
  • Box Collider 2D の「Size」を調整する。
  • Teleporter の「Auto Activation」にチェックを入れる。

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ここまで完了したら、セクション 2 → 1 へ移動するためのテレポーターも用意しましょう。TeleporterToSection2 を複製して「TeleporterToSection1」とリネームし、セクション 2 のドアの前に移動させます。

テレポーターの移動先を設定

テレポーターの設置が完了したら、今度は相互に移動できるよう移動先を設定します。

  • TeleporterToSection2 の Teleporter コンポーネント内にある「Destination」に、TeleporterToSection1 を設定する。

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  • 同様にして、TeleporterToSection1 の「Destination」に TeleporterToSection2 を設定する。

これで、セクション間を移動できるようになりました! シーンを再生して、テレポーターでセクションを移動できるかどうか確かめてみましょう。

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*1:このコンポーネントだけ、「TopDown Engine」の中ではなく「Corgi Engine > Enviromnent」にあります(Ver. 1.8 時点)。おそらくエンジン側のミスで、作者さんには連絡しておいたので、じきに修正されるかと思います。

*2:Sprite Renderer や Particle System をアタッチし、扉や階段の画像、ワープホールのエフェクトなどを設定することもできます。

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